環境がペットのエネルギーを変える ― アンデスで出会った“瞑想する犬”の物語 ―

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環境がペットのエネルギーを変える ― アンデスで出会った“瞑想する犬”の物語 ―

私はずっと、不思議に思っていたことがありました。
なぜ、ある犬は落ち着きなく走りまわり、別の犬はいつも穏やかなのか。
性格の違い? 体質?

――そう思っていた私の価値観が、大きくひっくり返ったのは、南米ペルーを旅した時のことでした。

◆ 高地の村で出会った、静寂そのものの犬

標高3000メートルを越えるアンデスの小さな村。
空気は澄み、風は静かで、世界全体がゆっくり呼吸しているような場所でした。

その村の広場で、一匹の白い大型犬が、まるで“石像のように”座っているのを見つけました。
そのそばには、もう二匹の犬。いずれも、ただ遠くの谷の風景を見つめているのです。

呼吸は深く、目は澄み、姿勢は堂々としていて――
まるで人間の修行僧が深い瞑想に入っているかのようでした。

村人が犬の名前を呼んでも、彼らは一瞬こちらを見るだけ。
すぐにまた、静かに谷へと視線を戻すのです。

「ああ、自然と調和すると、動物もこんなにも穏やかで美しくなるのか」
その瞬間、私は胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じました。

アンデスの大地に満ちる静寂と豊かなエネルギーが、
犬たちの気質とオーラを丸ごと包み込み、整えているように思えたのです。

◆ 一転、大都市の犬たちは…

ところが、同じペルーでも大都市リマに移動すると、様子は一変しました。

車のクラクション。絶え間ない人のざわめき。
慌ただしく歩く人々の焦りの気配。

そこにいる犬たちは、常に落ち着かず、わずかな物音にも吠え立て、
まるで「何かから身を守らなければ」と緊張し続けているようでした。

私は悟りました。

犬の“性格”だと思っていたものの多くは、環境がつくっているんだ。

都市の雑音、人間のストレス、不安のエネルギー。
そうしたものは、犬たちのエネルギーフィールドを揺さぶり、敏感さや攻撃性として表れるのです。

◆ トラウマを背負った犬は、エネルギーが消えていた

さらに、レスキュードッグの交換会で出会った犬たちは、
また別の“静けさ”をまとっていました。

若くても、まるで魂の光が弱ってしまったように見える犬。
体の周りのオーラが縮こまり、被毛の張りも失われている犬。

その多くが、虐待や放棄といった深い傷を抱えていたのです。

私は、肉体だけでなく、
感情の層(アストラル体)や生命エネルギーの層(エーテル体)までダメージを受ける
ということを、彼らを見て痛感しました。

◆ ペットは家庭の“エネルギーの鏡”

驚くべきことに、この環境の影響は外の自然や街だけではありません。

家庭の中のエネルギーも、ペットに直接反映されるのです。

夫婦げんかの続く家の犬が、いつも落ち着かず吠えやすい。
飼い主が慢性的な不安を抱えている家の猫が、体調不良を繰り返す。

私はこれまでのセッションで、数え切れないほど同じパターンを見てきました。

ペットは、飼い主の見えない感情を代わりに“身体で表現する”。
まるで、私たちの感情を翻訳してくれているかのように。

逆に、
家庭に愛と調和が満ちている時、ペットのエネルギーは驚くほど安定し、美しく輝きます。

◆ 本当に癒すべき場所はどこ?

この章で伝えたいことは、とてもシンプルです。

ペットの病気や問題行動を見た時、
原因を「動物の問題」に限定しないでください。

その背後には、
どんな環境エネルギーが流れているのか?
人間側のどんな感情が影響しているのか?
という視点が欠かせません。

アンデスの大地で“瞑想する犬”を見たあの日から、
私は確信しています。

環境が変われば、エネルギーが変わる。
エネルギーが変われば、ペットは驚くほど変わる――

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